面接の日付までは覚えていないが、そこで働くことにした。

一応、事前に自分が男であることは伝えていた(以前に女だと思ってスカウトされたことがあったから) 


そこは、駅からも近く、自分が想定していた時間より早めに着いてしまったために、しばらくそこら辺を散策することになった。

あまり時間は覚えていなかったが、初めての土地ということもあって、そこそこに楽しかったw




面接の時間になって、店に出向く。
店内には、スタッフが一人居て、おずおずと「面接に来ました」と言うと、奥へ通してくれた。
5月くらいだったので、電気はついておらず、夕焼けがさしているだけの悲しい照明。

店長という人を前にした時に、自分は間違ったところへ来てしまったと思った。
はじめに、外見を写真で見ていた人物と、同一人物とは思えない人が、そこに居た。

髪は金髪に色々なメッシュが入っているし、タンクトップで、ピアスも凄い開いている。

完全にここはヤバいところで、後ろにヤの付く人もついているんだと、その時は思った。

しかしながら、話してみるとそこまでの人物ではなかったので安心した。


店長の言葉は意外だった。
「まぁ、やってみれば?」

正直、ガールズバーであるのは入った瞬間から分かっていたのだが、店長の言い分としては
「ばれなきゃ問題ないよ。バレてもうちはコンセプトバーだからさ。気にしなくていいんじゃね」 


やっぱり自分は間違ったとこへ来てしまったんじゃないかと思った。



つづく…